タイガー、痛みに耐えて8位発進! 首位は全英覇者T.ハミルトン
USPGAツアー
今季2勝目に向けて必死のタイガー・ウッズ(米)が、満身創痍でV圏発進した。
ワールドゴルフ選手権(WGC)今季最後の個人戦、WGC-アメリカンエキスプレス選手権初日(現地時間30日、アイルランド、キルケニー、マウントジュリエット・エステート)前日から背中とヒザの痛みを訴えていたタイガーは、唇を何度もすぼめて痛みに耐えながらスタートした。
それでも1番はバーディ。2番では、ティーショットを打った瞬間にヒザの痛みに耐えかねて、叫び声を上げたほどだ。だが、苦しみとは逆にここもバーディ。11番までに5つのバーディを積み重ねた。
だが、度々シャツをめくり上げ、肩甲骨の間に塗り薬をキャディに塗らせながらのラウンドが、このまま終わるはずもない。この後、ボギーを2つ叩いて、結局6バーディ、2ボギーの68。首位のトッド・ハミルトン(米)に2打差の8位タイで初日を終えた。
「何とか筋肉を柔らかくして痛みが消えて欲しいと思ったけど、ダメだった。それでも何とかアンダーパーを出せたよ」と、疲れきった表情で振り返るタイガー。
タイガーの痛みは、先週、プロモーションビデオ撮影のために訪れたニューヨークから、フロリダの自宅にプライベートジェットで戻る途中に始まった。不自然な姿勢で背中に痺れを感じ、これがやがて痛みに変わったという。古傷の痛みも併発し、大会前日には「プレーできるとは思えなかった」(タイガー)というほどの状態に。実際、この日の朝、タイガーが練習場に現れ、20分ほどしてからようやくフルスイングするまで、出場を疑問視する声は多かった。
それでもタイガーは強行出場。無理をおした裏には、やはり今季2月のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権しか勝ち星がないことが挙げられるが、同時に私生活も気になるところ。
昨年末にプロポーズして、OKをもらった婚約者エリン・ノーテグレンさんとの関係は、9月に破局説が流れたが、ここへきて大会直後にアイルランドのサンディー・レーン・リゾートで結婚式という噂が流れている。
タイガー自身は「ただひとつ言えることは、この先、僕が結婚するだろうってことだけ。これ以上はもう話をすることもないだろう」と誤魔化したが、微妙な時期にいることを匂わせているだけに、どうしてもここで勝ちたい気持ちが出場に踏み切らせたようだ。
一方、全英オープン覇者のハミルトンは、14番からの4連続を含む7バーディー、1ボギーで6アンダー。つわものたちの中で単独首位と絶好のスタートを切り「ここではラフに入れたらピンに寄らない。グリーンがすごいからパットも大切。今日はずっとパターがいい感じだった」と微笑んだ。
日本勢は丸山茂樹が2アンダー27位タイとまずまずのスタートを切ったものの、片山晋呉は7オーバー79を叩き、出場68選手中最下位からのスタートとなってしまった。