B.ウィークリーが逆転初優勝! E.エルスVならず
USPGAツアー
アーニー・エルス(南ア)の久々の勝利は、新鋭ブー・ウィークリー(米)のドラマチックなプレーに阻まれた。
強風のため順延となった米ツアー、ベライゾン・ヘリテイジ最終ラウンドは、現地時間16日、サウスカロライナ州ヒルトンヘッドのハーバータウンGLでプレーを再開。前日、プレーに待ったをかけられた、通算13アンダー暫定首位のジェリー・ケリー(米)、1打差のエルス、ケビン・ナ(米)の最終組がようやくスタートした。
ケリーは2番イーグルで飛び出したかに見えたが、3番でボギーを叩くとそのままズルズルと後退。ボギーを連発してやがて優勝戦線から姿を消していく。一方のエルスは一進一退。バーディを奪っても、ボギーがでてしまう出入りの激しいゴルフでスコアを伸ばしきれない。
この隙をついたのが通算11アンダー暫定4位でスタートしたウィークリーだ。2番バーディの後、5番でイーグル。その後通算15アンダーまでスコアを伸ばし、3打差単独首位で残り3ホールを迎えた。だがこの後、ホンダ・クラシック最終日に、1メートルのパーパットをはずして4人のプレーオフに持ち込まれた末、優勝を逃した男に、悪夢がよぎる場面が訪れる。
16番ボギーの後、17番で約12メートルのアプローチを直接沈めパーを拾ったが、18番でも11メートルのアプローチを残してしまう。しかし、後ろの組でプレーするエルスが迫る中、これもカップインさせる奇跡的なパーセーブで通算14アンダー。エルスに1打差で何とか逃げ切った。
「ウソみたい」。1か月半前のプレーオフ負けの悪夢がある分、よけいにうれしいツアー初優勝に、まだまだ実感のわかないウィークリー。だが規定が変わり、ツアー優勝者は全員出場できるようになった来年のマスターズへの切符を手にしてようやく笑った。
17番でティーショットをハザードに落としてボギーを叩き、優勝のチャンスを失ったエルスは「このリプレイだけはもう見たくないね」と力なく笑うのがやっとの有様。またしても完全復活のチャンスを逃してしまった。
3位は通算12アンダーのスティーブン・リーニー(豪)。マスターズ王者ザック・ジョンソン(米)は通算9アンダー6位。暫定首位でスタートしたケリーは通算7アンダー8位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのアーロン・バデリー(豪)は、通算6アンダー10位タイに終わった。