V.シン独壇場、2位に3打差暫定単独トップ!
USPGAツアー
ライダーカップ敗北で傷心のタイガー・ウッズ(米)が欠場する中、賞金ランクトップを独走中のビジェイ・シン(フィジー)の勢いが止まらない。
米男子ツアーの84ランバー・クラシック(ペンシルベニア州ファーミントン、ネマコリン・ウッドランズ・リゾート&スパ)は現地時間の23日、初日の競技を行ったが、濃霧でスタートが遅れ36人がホールアウトできず日没サスペンデッドが決まった。
そんなアクシデントの中でも、シンの強さはやはり強烈だった。この日はティーショットでフェアウェイを外したのが1ホール、グリーンを外したのがわずか1ホールと完璧なショットで1イーグル、6バーディの8アンダー64をマーク。暫定ながら単独首位をがっちりとゲットした。ここ5試合(出場)で4勝を挙げ、今ノリにノッている世界最強の男が本領を発揮したわけだ。
「完璧? それに近いものがあったね。ドライバーはほぼ思い通り。これ以上良くなるか、って聞かれたらわからないが、今のところ毎試合、毎試合、全く同じスイングができている」と余裕のシン。しかしその影には練習の虫らしい、日々の努力が見えかくれする。「家に居るときは、鏡の前で何度も何度も素振りをしているよ。毎回同じスイングになるようにね。鏡の前で振れば振るほど調子が良くなるんだ」。
周囲はこの状況にお手上げといったところ。ベテランのビリー・アンドレード(米)は「数年前のタイガーの再現だね。絶好調だった頃のタイガーを抜くヤツが出て来るなんて想像もできなかったけど、今、ビジェイ(シン)がそれをやろうとしている。全く手がつけられないよ」と苦笑い。タイガーが00年に記録した年間9勝、年間獲得賞金910万ドル(約10億円)更新に向けシンの快走はまだまだ続きそうだ。
その他上位は、3打差の暫定2位タイにベン・カーティス(米)、パット・ペレズ(米)、ロバート・アレンビー(豪)他が続き、4アンダー68の暫定8位タイにジョン・デイリー(米)、リー・ジャンセン(米)らがつける展開。
一方、日本勢は丸山茂樹、田中秀道がともにイーブンパー72と平凡なスコアで暫定68位タイとやや出遅れた。丸山はショット、パットが微妙に噛み合ず3バーディ、3ボギー。田中は今ひとつキレの悪かったアイアンをパットでカバーしたが、1バーディ、1ボギーと我慢のゴルフで、ともにスタートダッシュとはならなかった。