タイガー、好調宣言! 5度目の優勝へ

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 タイガー・ウッズ(米)が2度目の“タイガー・スラム(メジャー4連勝)”への足がかりとなるメジャー3連勝と大会5勝目をかけ、今季メジャー初戦、第71回 マスターズ(現地時間5日開幕、ジョージア州オーガスタ、オーガスタナショナルGC)に挑む。

 昨年は末期ガンに冒された父、アール氏の看病からとんぼ返りで参戦。最後のメジャータイトルを捧げようと必死になって戦ったが、心が揺れていては大一番に勝てない。結局フィル・ミケルソン(米)に及ばず、3位タイに終わっている。アール氏が5月に他界した後、タイガーはボロボロになり、全米オープンではプロ入り以来初のメジャー予選落ちとどん底まで味わった。

 それでもここから何とか立ち直り、7月の全英オープンで涙の優勝を飾ったシーンは人々の記憶に鮮明に残っている。これで精神的に一回り大きくなったタイガーは、全米プロも優勝。これを含めて米ツアー7試合連続優勝を果たし、バイロン・ネルソン(米)の11に次ぐ2位の記録を樹立した。

 今季に入ってからはビュイック招待とWGC-CA選手権に勝利しているが、ドライバーが安定しないままだった。それでも大会直前に準備について聞かれると「ここ数週間はショットがいいからね」と白い歯をのぞかせた。「このコースでは思ったところへボールを運ぶことだけを考えている」と淡々と答え、タイガー・スラムについては考えてもいないと断言している。スコアの鍵を握るグリーンの攻略についても「毎日プレーするごとにスピードが変わる。どんどん速くなってくるけど、パッティングはいい感触だ」と自信満々だ。

 プロになって初めての出場となった97年に通算18アンダーという記録を叩き出し、史上最年少の21歳で初優勝してからちょうど10年。その間にメジャータイトルの数は12を数え、結婚し、父を亡くした。さらにエリン夫人のおなかの中には、7月に誕生予定の第一子がいる。天国の父への思いと生まれてくる子供への愛情を武器に、さらに大きくなったタイガーが、5度目のグリーンジャケットを目指す。

 本命タイガーを倒そうと向かってくるのは、ディフェンディング・チャンピオンのミケルソンを始め、世界ランク2位のジム・フューリック(米)、今季2勝のビジェイ・シン(フィジー)、アーニー・エルス(南ア)、レティーフ・グーセン(南ア)らメジャー王者たち。さらにメジャー初優勝を狙うコリン・モンゴメリー(スコットランド)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)ら欧州の実力者、アダム・スコット、アーロン・バデリーの豪州若武者コンビと激戦必至の様相だ。

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