タイガー、首位S.アップルビーに1差肉薄!

USPGAツアー


上がり2ホール連続ボギーで一時は落胆の表情を浮かべたタイガー・ウッズ(米)に優勝のチャンスが転がり込んできた。

 米男子ツアー今季メジャー初戦、第71回 マスターズ(ジョージア州オーガスタ、オーガスタナショナルGC)は現地時間の7日、第3ラウンドの競技を終了。相変わらずの風と高速グリーンに加え、体感気温6度という寒さも手伝い世界のトッププレーヤーが悪戦苦闘する中、タイガーは前半から順調にスコアを伸ばす。16番終了時点でレティーフ・グーセン(南ア)がマークしたこの日のベストスコア、2アンダー70に並ぶ勢いだった。

 ところが17番でティーショットを大きく左に曲げ、セカンドはグリーン左手前のバンカーへ。そこから寄せきれずにボギーを叩くと、続く18番でも第2打がグリーンを大きくショート。アプローチも決まらず連続ボギーでがっくりと肩を落とす。結局イーブンパー72、通算3オーバーに止まった。「16番までしのいで来たのに、上がり2ホールで不注意な連続ボギーを叩いてしまった。これじゃあ、折角のラウンドが台無し」と憤まんやるかたない様子。

 しかし、その時点でただひとりアンダーパーでトップを走っていたスチュアート・アップルビー(豪)が17番でトリプルボギーを叩く突然の乱調。後続の組も次々とスコアを落とし、終わってみれば通算2オーバー単独首位のアップルビーに1打差の2位タイと、願ってもない展開が待っていた。同じ通算3オーバーにはジャスティン・ローズ(英)が居るが、タイガーの方が先にホールアウトしていたため、最終日はアップルビーとの最終組が決定。いよいよ5度目のグリーンジャケットが現実のものとなってきた。

 昨年、病床にふしていた最愛の父・アール氏にマスターズで勝つ自分の姿を見せたいと、必死のプレーを続けたタイガーだったが力及ばず、フィル・ミケルソン(米)に栄冠を譲った。その後全英オープン、全米プロとメジャー2連勝を飾っているが、今でも昨年父に勇姿を見せられなかったことを悔やんでいる。プロ入り初のメジャータイトルを奪った思い出の大会で、お膳立てが整った今、タイガーがどんな最終ラウンドの戦いを見せてくれるか注目だ。

 その他、上位は地元オーガスタ出身のボーン・テイラー(米)が終盤スコアを崩しながらも、通算4オーバーに止まり、ザック・ジョンソン(米)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)と並び4位タイにつけている。また平均スコアが77を超えた第3ラウンド、1オーバー73にスコアをまとめたディフェンディング・チャンピオンのミケルソンが通算6オーバーでグーセン、ジム・フューリック(米)らとともに8位タイに浮上。連覇に望みをつないだ。

 なお、もし優勝スコアがオーバーパーになれば、1956年(通算1オーバー)以来のハイスコアでの優勝となる。このコンディションが続けばその可能性は高い。

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