初優勝争いはN.ワトニーに軍配! 丸山44位タイ
USPGAツアー
静かにガッツポーズを決めると、ニッコリと微笑んだ。白い歯のさわやかなニューヒーローの誕生だ。25歳のニック・ワトニー(米)が、通算12アンダー単独首位で最終日を迎え、途中逆転を許しながら、最後は堂々と逃げ切る見事なゴルフで米ツアー初優勝を飾った。
同ツアーのチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ最終ラウンド(現地時間22日、ルイジアナ州、TPCルイジアナ)は、ツアー3年目の若いワトニーを、38歳ながら初優勝を狙うケン・デューク(米)が2打差で追いかける展開となった。
2番バーディのデュークが1打差に迫るとワトニーは3番でボギー。このホールもバーディのデュークにリードを奪われる。だが、5番パー5で鮮やかなイーグルを奪って、再び首位タイに立つと流れを引き寄せ、7、8番を連続バーディ。同じホールでやはり連続バーディのデュークと互いに譲らないまま、通算14アンダーでバックナインに突入した。
ワトニーは、10番ボギーで一歩後退したが、次の11番バーディでよみがえる。明暗を分けたのは14番。バーディで通算15アンダーとしたワトニーに対し、デュークは痛恨のボギー。終盤での2打差が大きく響いた。最終ホールでもボギーを叩いたデュークは結局3打差の通算12アンダー2位に止まり、粘り強いプレーを続けたワトニーに勝利の女神が微笑んだ。
一方、89年全英オープン王者、マーク・カルカベッキア(米)も首位に3打差の3位タイでスタートし、前半2バーディで追い上げるかに見えたがその後失速。通算10アンダー5位タイに終わっている。
約1か月ぶりのツアー復帰となった丸山茂樹は、3バーディ、1ダブルボギー、2ボギーと強風の中よく耐えたが、スコアを1つ落として通算2アンダー44位タイ。「今週はタフだった。ゴルフがかみ合わず納得できない」と表情を曇らせたが、調子は上がりつつある。休養の理由だったヒザ痛に悩まされることもなく72ホールを完走できて、次週に望みをつないだ。次は優勝経験もあるEDSバイロン・ネルソン選手権だけに、ツアー4勝目に向けていよいよ本格発進だ。
尚、日本勢でもうひとり予選通過を果たした今田竜二は、通算1オーバー66位タイで大会を終えている。