崔が大逆転優勝!
USPGAツアー
憧れのヒーロー、ジャック・ニクラウス(米)が両手を広げてチャンピオンを待つ。いつもはポーカーフェイスの崔京周(韓)に、あふれんばかりの笑顔が広がった。
帝王ニクラウスがホストを務める米ツアーのメモリアル・トーナメント最終ラウンド(現地時間3日、オハイオ州コロンバス、ミュアフィールド・ビレッジGC)は、午前中に大会恒例の雨に見舞われ、上位陣の誰にも優勝のチャンスがある展開となった。
そんな中、首位に5打差の通算10アンダー7位タイでスタートした崔は、1、3番バーディの後、6番から4連続バーディの猛チャージを見せる。11番バーディ、13番ボギーの後、大詰めの15番パー5で2パットのイージーバーディ。通算17アンダーとスコアを伸ばした。この後に待ち受ける難しい上がり3ホールも、16番でバンカーから約2メートル、17番ではギャラリーの中に打ち込みながら約4.5メートル、最終18番でもバンカーから約1.5メートルに寄せていずれもパーセーブ。通算17アンダーのまま先にホールアウトした。
一組前のライアン・ムーア(米)が、13番からの5連続バーディで通算16アンダーとしていたが、崔がムーアを1打上回ったことで単独首位。待ち構えていたニクラウスと共に、後続のライバルたちを見守った。そしてその目の前で、上位陣が難コースの上がりホールに苦しめられる。結局、前日首位のロッド・パンプリング(豪)、ショーン・オヘア(米)、アダム・スコット(豪)らが崔に届かず、ツアー5勝目が決まった。
ムーアが2位に入り、通算15アンダー3位タイに、この日63のベストスコアを叩き出したベテラン、ケニー・ペリー(米)とパンプリング。前日2位タイのスコットとオヘアは、いずれも通算14アンダー5位タイに終わっている。またビッグネームは、アーニー・エルス(南ア)、タイガー・ウッズ(米)、ビジェイ・シン(フィジー)が通算9アンダー15位タイといずれも順位を上げて、2週後の全米オープンに好感触を得た。
また、日本勢で唯一予選を通過した今田竜二は、インスタートながら18番の第2打がカップインするイーグルで喝采を浴びたが、出入りの激しいゴルフで3アンダー69。通算1アンダーで51位タイに終わっている。