S.ガルシア奪首! タイガーは4差8位タイ
USPGAツアー
8年前にプロワーストスコアを叩いたいわくつきのコースで、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が好スタートを切った。
今季メジャー第3戦、第136回全英オープンがスコットランドのカーヌスティーGCを舞台に現地時間の19日開幕。前夜からの雨でグリーンがやわらかく、いつもなら強風が吹き荒れるコースは微風曇天の好コンディション。そんな中7バーディ、1ボギーの6アンダー65の好スコアをマークしたガルシアが2位のポール・マクギンリー(アイルランド)に2打差をつけ単独トップに立った。
99年、当時まだ19歳だったガルシアは、ここカーヌスティーで行われた全英オープン初日、自己ワーストの『89』を叩き、“ママ”の肩を借りて涙ぐんだもの。あれから8年。27歳になったガルシアは、その時より24打良いスコアをマークしリーダーボードのトップに立ち「あらゆる面でレベルアップできている」と成長を実感。2週間前から使い始めた中尺パターも好調で、メジャー初勝利に期待を抱かせる滑り出しとなった。
一方、半世紀ぶりの今大会3連覇を狙うタイガー・ウッズ(米)は1イーグル、3バーディ、3ボギーの2アンダー69で回り8位タイからのスタートに、「12番、13番の連続ボギーは余計だったけれど、メジャーの舞台でアンダーパーなら気分は良い。特に16番のバーディは気分が良かった」と笑顔。16番パー3ではピンまで30メートル近いパットを決めてバーディ奪取に成功。さらに10番では、ラフへ曲げたボールがテレビのケーブル付近に止まり、普段なら「動かせる障害物」としてケーブルの方を動かすのに、競技委員はタイガーにドロップを指示。それが吉と出て難なくパーセーブした。
これには「タイガーの3連覇を後押ししようと、競技委員までタイガーびいきなのでは?」との疑問も噴出。しかし本人は「僕が頼んでそうしてもらったわけじゃない。向こう(競技委員)がそうしろ、と指示したんだ」と涼しい顔。何やら幕開けからツキも味方した格好になったようだ。
その他3アンダー68の3位タイに全米オープンチャンピオンのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、マイケル・キャンベル(ニュージーランド)、アマチュアのローリー・マッキルロイ(北アイルランド)他がつけ、タイガーと同じ8位タイに欧州勢悲願のメジャー勝利を狙うパドレイ・ハリントン(アイルランド)、崔京周(韓)らが続いている。また世界ランク3位のフィル・ミケルソン(米)はイーブンパー71で25位タイ。アーニー・エルス(南ア)はビジェイ・シン(フィジー)らとともに1オーバー72の39位タイに止まっている。