V.シンが逆転で2週連続優勝、M.ウィアー50年ぶり地元Vならず
USPGAツアー
大ギャラリーの悲鳴と共に、マイク・ウィアー(カナダ)の勝利が手からこぼれ落ちた。
カナダのナショナルオープンでもある米ツアー、ベル・カナディアン・オープン最終日(現地時間12日、カナダ、オンタリオ州オークビル、グレンアビーGC)、50年ぶりの地元勢優勝を狙って首位でスタートしたウィアーが、後半に入って乱れ、1組前で追い上げたビジェイ・シン(フィジー)と通算9アンダーで並んで最終18番パー5を迎えた。
ピン手前2.5メートル。勝利への絶好のバーディチャンスを固唾を呑んで見守る大ギャラリー。だが、無常にもウィアーのパットはわずかに右に外れ、勝負の行方はプレーオフに委ねられた。
プレーオフも互いに譲らない。1ホール目の18番は、共に2オン。右18メートルに乗せたシンが寄せきれず、直後のウィアーのイーグルパットは手前15メートルから。これがわずかに左に切れ、歓声がため息に変わった。共にバーディで勝負は次の17番パー4へ持ち越された。
ここでウィアーが第2打を右バンカーに入れるピンチを招いたが、シンも右ラフからのアプローチを2.5メートルもオーバーさせて共にボギー。再び18番へと歩を進めた。
プレーオフ3ホール目の18番、ティーショットが明暗を分けた。確実にフェアフェイ中央をとらえたシンに対して、ウィアーは右の深いラフ。冷静にレイアップし、第3打でグリーン奥に切られたピンをデッドに狙ったが、池のフチに当たって痛恨の池ポチャ。
第2打でグリーン左ラブで運んだシンが、確実にパーセーブする間に第5打を寄せたものの、あっけなくシンに軍配が上がり、50年ぶりの偉業ならず。ウィアーはがっくりとうなだれた。
先週、タイガー・ウッズ(米)を抜いて世界ランク1位の座についたばかりのシンは、今季7勝目。ツアー通算22勝目で、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー獲得もほぼ確実にした。
3位には通算7アンダーでジョー・オギルビー(米)が入り、ジャスティン・ローズ(英)、トム・レーマン(米)ら4人が通算6アンダー4位タイ。タイトリストからキャロウェイに電撃移籍を果たしたばかりのフィル・ミケルソン(米)は通算7オーバー57位タイに終わっている。