前評判はメジャー王者5人の米国チームが有利
USPGAツアー
2年に1度の欧米決戦、第35回ライダーカップ(現地時間17〜19日、ミシガン州デトロイト、オークランド・ヒルズCC)を控え、両チームの腹の探り合いがピークに達している。
前評判ではハル・サットン主将率いる米国が有利。何しろタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソンを始めとするメジャー優勝者を5人も揃え、同時に7人が世界ランク15位以内(13日時点)にいる強豪揃いだからだ。
一方の欧州チーム(ベルンハルト・ランガー主将)は、メジャー優勝者がひとりもいないという過去10大会にはなかった緊急事態。世界ランク15位以内も米国よりはるかに少ない2人とメンバー的に劣るのは否めない。
だが、この数字がそのまま結果に表れるわけではないのがゴルフの面白いところ。実際、やはり米国有利と言われた英国ザ・ベルフライの前大会(02年)でも数字どおりには行かなかった。両チーム8対8で迎えた最終日のシングルスで、ミケルソンが当時世界ランク119位のフィリップ・プライス(ウェールズ)に負けて敗北を喫している。それだけにミケルソンは「俺達に勝ち目はないかって? いい質問だね」と苦笑。それでも「あの時は、向こうがベストゲームをして、こっちはできなかった。でも今回はパターのうまい選手が(米国チームには)揃ってるから」とにやりと笑って相手をけん制した。
大会は米国チームが、依然として24勝8敗2分と大きくリード。しかし過去9大会では欧州が5勝1分と強さを誇っており、今回もどうなるかわからない。カギを握るのはベン・ホーガン(米)が“ザ・モンスター”と呼んだ難コース、オークランドヒルズ。だが、かつてその距離の長さが選手を苦しめた7,077ヤード、パー70は用具の進歩もあり、すでにビッグネーム達には怖くない。グリーン上が勝負のポイントとなりそうだ。