またも話題を振りまいたB.ウィークリー

USPGAツアー


 悲劇の人、ブー・ウィークリー(米)が、今度はいい人としてニュースになった。

 2週前の米ツアー、ホンダ・クラシックでわずか1メートルのパーパットを決められず、プレーオフ突入の末に初優勝を逃したウィークリーは、気を取り直してトーナメント出場を続けていた。そして迎えた同ツアー、アーノルド・パーマー招待第3ラウンド(現地時間17日、フロリダ州オーランド、ベイヒルC&ロッジ)のこと。ウィークリーはトム・ジョンソン(米)と同じ組でプレー。2番グリーンで緊急事態に遭遇する。

 大きなグリーンの右端から、カップまで26メートルのロングパットを打ったジョンソンのボールは、絶妙なタッチでカップに向かった。ジョンソンはキャディへピンに付き添うことを指示するのを忘れていたため、万一ピンにボールが当たったら2打罰になる。これに気がついたウィークリーは、そのままピンを抜いてあげたのだ。だが、ジョンソンが「抜いてくれ」と言わない限り、これは反則。逆にウィークリーに2打罰がつく結果となって、第3ラウンドのスコアが『67』から『69』になった。

 相手の2打罰を救い、逆に自らが2打罰を受けたウィークリー。だが、ジョンソンは「すごいスポーツマンシップ。思わず彼を抱きしめてしまったよ」と感慨無量だった。ウィークリー本人は「これがゴルフ」と言うしかなかったが、4日間を終えてそれでも通算1オーバーの14位タイ。この2打罰がなければ通算1アンダー9位タイだったのだが、これがウィークリーのいいところに違いない。

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