タイガー、余裕の今季3勝目

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 20メートルのイーグルパットがスライスラインに乗ってスルスルとカップに吸い込まれていく。両手を挙げたタイガー・ウッズ(米)が雄叫びを上げる。まだ中盤の7番。それでも勝利を確信した瞬間だった。

 米ツアーのワコビア選手権最終ラウンド(現地時間6日、ノースカロライナ州シャーロット、クエールハローC)、首位に1打差の通算10アンダーでスタートしたタイガーは、4番バーディの後、実は7番のティーショットを右に打ち込む大ピンチに見舞われていた。飛びすぎたボールはハザードギリギリのつま先下がりの難しいライ。だが、ここから2オンさせてのイーグルで周囲を威圧。勢いに乗ると8番、9番でも連続バーディを奪い、通算15アンダーまでスコアを伸ばした。しかし「全米オープンの練習にもってこい」と言われる難しいセッティングは、このまま突っ走ることを許さなかった。

 10番のボギーはすぐに11番のバーディで取り戻したものの、13番でまさかのダブルボギー。通算13アンダーでスティーブ・ストリッカー(米)に並ばれてしまった。それでも、15番のバーディで再び単独首位に立つと、今度は追いかける選手たちが次々にスコアを落としていく。17番をボギーとしたが、結局通算13アンダーのまま逃げ切り、ストリッカーに2打差で今季3勝目を飾った。

 マスターズ以来のツアー参戦となった今大会は、初日が行われた3日が、昨年亡くなった最愛の父アール氏の一周忌と重なっていた。それだけに、どうしても勝ちたい気持ちが強かった。休養明けながらきっちりと世界ランクNo.1の強さを周囲に示し、次週の“準メジャー”ザ・プレーヤーズ選手権(フロリダ州ポンテベドラビーチ、TPCソーグラス)、さらに6週後に控えたメジャー第2戦全米オープン(ペンシルベニア州オークモント、オークモントCC)に向けて準備万端なところを見せた。

 前日首位のローリー・サバティーニ(南ア)は2つスコアを落とし、フィル・ミケルソン(米)と並ぶ通算9アンダー3位タイ。通算7アンダー7位タイにビジェイ・シン(フィジー)、通算イーブンパー34位タイにアーニー・エルス(南ア)がつけた。日本勢は今田竜二が通算2オーバーで52位タイ、丸山茂樹は通算11オーバーで予選を通過した84選手中、82位タイに終わっている。

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