難コースに挑むタイガー

USPGAツアー


「パー78ならいいね」とセルヒオ・ガルシア(スペイン)が言い、「楽しめるホール? 19番があればね」とタイガー・ウッズ(米)が苦笑する。そんな難しいセッティングのオークモントCC(ペンシルベニア州オークモント)で行われる今季メジャー第2戦、第107回全米オープンが現地時間14日に開幕する。

 オークモントCCでは大会史上最多となる8度目の開催となるが、難しさは相変わらず。「(昨年の)ウィングドフットも(マスターズの)オーガスタナショナルも難しいけれど、あっちはフラットな場所があるからね。ここのグリーンは本当に難しい」とタイガーでさえため息をつく難グリーンに加え、全部で210個もあるバンカーも曲者だ。

 チャーチ・ピュー(教会の椅子)と呼ばれる3番(428ヤード、パー4)の名物バンカーを筆頭に、いずれも入れたらグリーンを狙えないような強烈なハザード。さらに練習ラウンドでフィル・ミケルソン(米)が、手首を痛めたことでもわかる深い深いラフも待ち受けている。結局鉄則であるフェアウェイキープがスコアメイクのカギを握るが、そうして忍耐強くプレーしていても、暑さと乾燥がコースをさらに難しくする。

 全米オープンならではの難易度の高さは、その長さにもある。大会史上最長のパー5、12番(667ヤード)や、史上2番目に長いパー4の15番(499ヤード)に加え、パー3でも288ヤード(8番)と、息つく暇もない長いホールが続き、選手たちを苦しめる。

 前回、同コースで大会が開催された94年にはアーニー・エルス(南ア)が、大会初優勝。その時に比べると、コースは多くの木が伐採され、リンクスの趣きを見せている。タイガーは94年にはまだ18歳で出場しておらず、今回が初挑戦だ。すでにトーナメントウイークに入る前に下見を済ませた。父・アール氏の死から立ち直れず、予選落ちした昨年の雪辱をかけて難コースで3度目の大会制覇に挑む。

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