S.ガルシア堅首! タイガー不発で一歩後退
USPGAツアー
セルヒオ・ガルシア(スペイン)が首位を守り、3連覇を狙うタイガー・ウッズ(米)がつまずいた。
今季メジャー第3戦、第136回全英オープンは現地時間20日、スコットランドの難コース、カーヌスティーGCを舞台に第2ラウンドを行い、第1ラウンド飛び出したガルシアがこの日はイーブンパー71にスコアをまとめ、通算6アンダーで単独トップの座を守った。2打差の2位に崔京周(韓)。ベストスコアの『68』をマークしたマイク・ウィアー(カナダ)が通算3アンダーで前日の25位タイから、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)と同じ3位タイにジャンプアップした。
晴れ間はあるが気温が下がり、風が強くなったカーヌスティーGCが、いよいよ本来の牙を剥き始めた。1番で右の深いラフにつかまったガルシアだが、サードショットを寄せて上々のパーセーブ。「スタートはさすがに緊張した。でも徐々に緊張がほぐれて、良いゴルフができたと思う」。
デビューした頃はタイガーを脅かす存在として注目を浴び、“神の子=エルニーニョ”と呼ばれて最もメジャーに近い選手と目されてきた。だが未だメジャーでの勝利はない。「毎回、勝つために頑張っている。周りに何を言われても気にしないよ。自分が良いプレーをしても相手がそれを上回れば勝てないし」。そう達観しているものの、やはり欲しいのはメジャータイトル。まして99年にここカーヌスティーGCでポール・ローリー(スコットランド)が優勝して以来、ヨーロッパ勢のメジャーVは無い。欧州勢悲願のメジャー制覇を成し遂げるのは、この男をおいて他に居ない。
一方、タイガーは苦戦を強いられた。スタートホールでティーショットを曲げてフェアウェイ左のバリーバーンと呼ばれる小川に水しぶきを上げて打ち込み、いきなりのダブルボギースタート。そこから巻き返しを図ったが、フェアウェイをキープしたホールが5つだけとショットの精度を欠いて3つスコアを落とすことに。「ショットがまるでダメだった。昨日はボギーを3つ叩いても2アンダーで回れたから、1番のダボは気にしていなかった。挽回できると思ったんだが。それでも(V争いから)まだ脱落したわけじゃない。そこが重要なポイント」とあくまでも強気だが、通算1オーバーはガルシアとは7打差の20位タイ。3連覇のためには天候の悪化が予想される第3ラウンドにチャージをかけるしかなくなった。
その他、アーニー・エルス(南ア)は通算イーブンパーで13位タイに浮上。しかし、地元期待のコリン・モンゴメリー(スコットランド)、前回このコースで開催された時の覇者ローリーは通算5オーバー71位タイで予選落ちを喫した。前週のスコティッシュ・オープンで2位に入ったフィル・ミケルソン(米)も通算6オーバー81位タイで決勝ラウンド進出を逃している。