タイガー、トリプルグランドスラムならず! A.カブレラが優勝!

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 現地時間17日、ペンシルベニア州オークモント、オークモントCCで行われた第107回全米オープン最終ラウンドは、超難関コースがさらに難しいピン位置で選手たちを苦しめた。

 まず、通算2オーバー単独首位でスタートしたアーロン・バデリー(豪)が、1番でいきなりトリプルボギーと打ちのめされる。同じ最終組のタイガーはこのホールをパーで切り抜け、通算4オーバーをキープした。だが、オークモントの魔物は、トリプルグランドスラム(4大メジャーをそれぞれ3度優勝)がかかるタイガーに対しても容赦なく襲いかかる。3番でグリーン奥からアプローチをトップしてまさかのダブルボギー。通算6オーバーに転落した。

 そんな最終組が苦闘を続ける間に、4組前のアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)が順調にプレー。好調なショットを武器に、フロントナインを3バーディ、2ボギーで回り、通算5オーバーで折り返す。

 一方のタイガーは、4番でティーショットをグリーン手前まで運び、ここから70センチにピタリとつけて通算5オーバーにスコアを戻し、そのままハーフターン。バデリーは7番でダブルボギーを叩くと、続く8番もボギーとし優勝争いから姿を消した。

 第3ラウンドはショットが絶好調でパッティングに泣かされたタイガーだったが、この日は一転。風を読みきれず、ショットも荒れ気味だったが、度々難しいパーパットを沈める忍耐強いゴルフ。だが、11番でついにバンカーからボギー。通算6オーバーと一歩後退した。

 カブレラはバックナインに入っても順調で、11番、15番のバーディで通算3オーバーと抜け出したかに見えたが、大詰めで苦しんだ。16番をボギーとすると、続く17番でもセカンドショットがグリーンオーバー。カラーから3パットのボギーで通算5オーバーまでスコアを落とし、勝負の行方はまったくわからなくなる。

 一時はタイガー vs. カブレラの一騎打ちに見えた優勝争いだが、カブレラの1組後ろでプレーする03年の大会覇者、ジム・フューリック(米)も13番から3連続バーディで一気に通算5オーバーとし、勝利への意地をのぞかせた。

 連続ボギーから気持ちを上手に切り替えたカブレラは、最終18番で最高のティーショットを打ってキッチリパーセーブ。先に通算5オーバーでホールアウトして後続を待つことに。波に乗りかけていたフューリックは17番で2メートルのパーパットがカップをなめて入らず、痛恨のボギー。最終ホールでもバーディを獲れず、通算6オーバーとカブレラに1打及ばなかった。

 一方、最終組のタイガーは、通算6オーバーで迎えたバーディー必須の17番でティーショットをバンカーに入れ、第2打もグリーンオーバー。パー止まりで残すは1ホールのみ。その最終ホールでは、プレーオフに持ち込むバーディパットが外れてカブレラのメジャー初優勝が決まった。

 2打差単独4位にニコラス・ファース(スウェーデン)。ブッバ・ワトソン(米)、デビッド・トムズ(米)が通算9オーバー5位タイ。首位でスタートしたバデリーは結局10オーバー80を叩いて通算12オーバー13位タイに終わり、ディフェンディング・チャンピオンのジェフ・オギルビー(豪)が通算19オーバー42位タイ。前回、オークモントが舞台となった94年大会の勝者、アーニー・エルス(南ア)は、通算21オーバー51位タイで大会を終えた。

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