雷雨で半分がホールアウトできず 暫定首位はA.パーク

USLPGAツアー


 前日の雨で距離が長くなって難易度を増したコースに、実力者たちが苦しんだ。

 米女子ツアーのメジャー第3戦、全米女子オープンは現地時間28日、ノースカロライナ州サザンパインズのパイン・ニードルズ・ロッジ&GCで開幕。早々にホールアウトしたルーキーのアンジェラ・パーク(ブラジル)が4バーディ、1ボギーの3アンダー68で暫定単独首位に立った。現地は途中で雷に襲われ、3時間36分にわたって中断を余儀なくされた。その後再開されたものの、サスペンデッドが決定。156人中、半分の78人がホールアウトできず、残りは29日へと持ち越された。

 パークは3週前のメジャー第2戦、マクドナルドLPGA選手権でも初日、首位タイに立ちながら5位に終わった。それだけに「今週は違うと思う」と、メジャー初優勝に意欲を燃やしている。

 一方、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のロレーナ・オチョア(メキシコ)は、惜しいところでアンダーパーを逃した。14番パー4で残り195ヤードの第2打。5Wのショットはグリーンをとらえ、ラインに乗るとそのままカップイン。イーグルに喝さいが起き、これで2アンダー。だが、17番パー4に落とし穴が待っていた。オチョアの第2打はグリーンをオーバーしてラフにバウンド。通路を越えてOBゾーンへ転がり込んだ。痛恨のダブルボギー。スコアは振り出しに戻り、イーブンパー71の暫定12位タイで第1ラウンドを終えた。「ちょっとついてなかったけど、今日のラウンドには満足している」と、メジャー初優勝に向けて笑顔をのぞかせた。

 3人の日本勢も健闘している。最終18番で7メートルの強烈なスライスラインのパットをぶち込み、バーディを奪った横峯さくらが1オーバー72の暫定25位タイと好位置につけた。「タフなコースなので今日の1オーバーは上出来です」と笑顔をのぞかせた。

 オチョアと同じ組でプレーした宮里藍も4バーディ、6ボギーと出入りの激しい内容ながら2オーバー73の暫定45位タイと踏ん張った。「前半、ショットのブレが大きくてスコアメイクに苦しんだ。でも、チャンスで入ってくれたので崩れずに済みました」と、これまでのメジャーでの経験を生かした忍耐強いプレーで第2ラウンドからの巻き返しをはかる。一方、遅いスタートだった大山志保は13ホール終了でサスペンデッド。2バーディ、3ボギーの1オーバーで横峯と同じ暫定25位タイと、まずまずのゴルフを見せている。

 アンダーパーは11人だが、この内18ホール終了しているのは7人だけ。2アンダー暫定2位タイの3選手はいずれもホールアウトしておらず、パークは有利な状況にある。ディフェンディング・チャンピオンのアニカ・ソレンスタム(スウェーデン/13ホール終了)はイーブンパー暫定12位タイ、史上最年少の12歳で出場しているアマチュア、アレクシス・トンプソン(米/9ホール終了)は3オーバー暫定70位タイとなっている。

 手首の故障に苦しむミッシェル・ウィー(米)は、フェアウェイをたった4回しかキープできず、11オーバー82の大叩き。暫定150位タイに「私はこんな選手じゃない」とつぶやいた。また、前回このコースで大会が開催された01年の優勝者、カリー・ウェブ(豪)もまさかの12オーバー83。156人中暫定155位の成績に呆然とした。「信じられない。人生最悪の日のひとつ」と気持ちを立て直すのに必死になっている。

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