L.オチョア、メジャー初Vならず、C.カーが優勝! 宮里10位タイ

USLPGAツアー


 慎重にラインを読み直した40センチのパーパットが、カップに吸い込まれ、クリスティー・カー(米)のメジャー初優勝が決まった。米女子ツアー今季メジャー第3戦、全米女子オープン(ノースカロライナ州サザンパインズ、パイン・ニードルズ・ロッジ&GC)は、連日のサスペンデッド続きで現地時間1日に第3ラウンドの残りと最終ラウンドを行った。

 最終ラウンドは、通算4アンダーのカーが単独首位で、ロレックスランキングNo.1のロレーナ・オチョア(メキシコ)と、クラフト・ナビスコ選手権優勝のモーガン・プレセル(米)が1打差で追う最終組。1組前のアンジェラ・パーク(ブラジル)、シン・ジアイ(韓)の2人も首位に迫る混戦模様でスタートした。

 出だしから積極的なプレーを見せたオチョアが1番のバーディですぐさまカーに追いつくが、中盤までは一進一退。8番以降、通算4アンダーで首位を並走する激戦は、14番でカーが12メートルのバーディーパットを放り込み、通算5アンダーで単独トップに立つと流れが変わった。フェアウェイキープ率、パーオン率ともに50%とショットが安定せず、苦しい戦いを強いられていたオチョアは、1打差で追う立場に追い込まれてしまう。

 大詰めの17番パー4でティーショットを左のバンカーに入れたオチョアは、第2打もラフ。3打目でようやくグリーンに乗せたが痛恨のボギーを叩いて通算3アンダーにスコアを落とし、最終ホールに望みをかける。

 だが、最終18番でもセカンドショットがグリーンをオーバー。絶妙のアプローチでこれを寄せたが、カーも崩れない。メジャー初優勝へのプレッシャーをはねのけて、このホールもキッチリとパーオンしたカーが、1アンダー70で回り、通算5アンダー。うれしいメジャー初優勝を勝ち取った。

「最後はパーを獲るんだ、と自分に言い聞かせていた。本当に感動している」と、グリーン上で泣き出した後、笑顔で口にしたカー。地元、米国勢の優勝を祝うギャラリーたちに囲まれる幸せな一日となった。

 対照的にメジャー未勝利のオチョアは、またしても目の前で栄冠を逃したショックを必死でこらえた。健闘を称えるギャラリーに笑顔で手を振ろうとするが、思うように笑えず、「最後まで望みを捨てなかったのに、17番がすべてを変えてしまった」とうなだれた。

 オチョアと同じ通算3アンダー2位タイにルーキーのパーク。この日ベストスコアの3アンダー68を叩き出した朴セリ(韓)、イン・ビー・パーク(韓)が、通算2アンダー4位タイ。メジャー2勝目を狙ったプレセルは、終盤に崩れて通算3オーバー10位タイに終わっている。

 日本勢は、パッティングに冴えを見せた宮里藍が4日目にして初めてアンダーパーの69を出し、通算3オーバー。10位タイで来年の今大会出場権を獲得し「楽しい4日間でした」と、メジャーでの経験を糧にしたようだ。

 横峯さくら、大山志保は共に通算6オーバー22位タイ。大会初出場でいきなりサスペンデッド続きという洗礼を受けたが、忍耐強くプレーしてまずまずの結果を残した。また、ディフェンディング・チャンピオンのアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は、通算8オーバー32位タイ。

(c) 2026 Enetpulse Limited
(c) 2026 Kyodo News Digital Co., Ltd.

[AD]

ゴルフニュース一覧